はじめに:職場の上司・同僚・先輩にイライラ
自分のしている仕事にいちいちケチをつけてきて、仕事の時間と集中をどんどん奪っていく。
そんな日々にイライラし始めていました。
典型的な周りを巻き込むタイプの人がおり、その人だけがイライラしているのならば何も文句はありませんが、僕や周りの同僚にそのイライラをぶつけてくる始末。
そういう人は、自分だけで気持ちを整理することができないようで、イライラした話を延々と話してきていました。
さらにその人は、「自分がすることには何も思わず、人がしてくると烈火の如く怒鳴る」そんな人でした。
『そんなことで怒るなよ、あんたも前に同じようになミスしてたじゃないか』
と、まぁそんなことを毎日のように思っていました。
逃げようとしても職場の机の配置が隣なので移動することもできない。
自分のデスクに資料を置いていたので、仕事をするにはその場所にいるしかない。
イライラしていると、気持ちもしんどくなり、自分の仕事をする時間もどんどんなくなっていきます。
そんな状況をなんとかしたいと思い、どうしようかと悩んでいるときに立ち寄った本屋さんでこの本と出会いました。
この本のタイトルを見た瞬間に
「今の自分が読むべき本だ!」と強く思いました。
僕だけじゃなく、日々の人間関係にイライラしたり悩んだりしている人が必ずいるはず。
少しでもそんな人たちの心の助けになればと思って、この本を紹介します。
ぜひご一読いただき、むかつく相手との関係について考えるきっかけになれば幸いです。
1、イライラするのは時間と人生の無駄
イライラしている時間は、人生の無駄です。
自分の人生を、自分の時間を、無駄にしないためにもイライラするのはもったいないです。
イライラは、相手が自分の思いを汲み取ってくれないことが根元にあります。
相手を思い通りに動かせるのなら、何もストレスなく過ごすことができますが、現実はそうはいきませんよね。
そして残念なことに、イライラしても何も解決しません。
むしろ現状を悪化させてしまう可能性の方が高いです。
というか、悪化させる可能性しかないです。
実際、僕もイライラすることで仕事のスピードがガクンと落ちるのがよくわかります。
もっと早く仕事を終えられたはずなのに…
なくなっていたのは仕事ではなく、時間でした。
しかし、この本を読んで「人にイライラするということは、その人に自分の時間をプレゼントしていることと同じ」なのだと気づきました。
イライラして自分の意識がブレることの方が損失が大きい。
頭も硬くなるし、何より『思考』が遅くなるのをめっちゃ感じました。
自分をイライラさせてくる相手に「自分の時間も意識もやらん!」と決心し、まずは自分の意識から変えていきましょう。
自分の時間と脳の容量はしっかり確保!
まずはそこからです!
2、気まずいとき、無理にでも話しかける
イライラしている相手に話しかけるなんて、気まずいし、何を言ったらいいかわかないし無理。
ってなりますよね。
じゃあどうしたら改善していくのか
『そんなときほど、あえて自分から話しかける』です。
話しかける相手の性格を変えようとするのは不可能に近い。
それよりも、自分の相手への見方を変えることに尽力した方が建設的かつ現実的です。
なんでムカついている相手にこちらから話しかけなければならないんだ!と思いますよね。
僕も初めはそう感じていました。
でもこの本を読んで、
『助けてもらえるようなに仕向ける』ことが最適な方法だと気づきました。
話しかける内容はなんでもいいです。
やってみて感じたことは、仕事の話だと話しかけやすいということです。
正直、気まずいと思っている相手にいきなりプライベートや趣味の話で盛り上がるのは難しかったです。
なので
「この企画のことなんですけど、僕はこう思っていて、その考えてあってるか聞いてもいいですか。」
といった具合に、仕事のことで「相手を頼る」というコミュニケーションをとっていくと効果的です。
自分は仕事のことを聞けるというメリットがあり、相手は人助けをできたことで気分が良くなり
、さらには相手との距離が縮まり、もしかしたら自分が困っているときに助けてくれる。
一石三鳥のメリットがありました。
仕事でミスをしてしまったときに、今までなら何も言わずにスルーしていた先輩が「大変やったな、〇〇さんだけの責任ちゃうで」とフォローしてくれることもありました。
トゲがある先輩って、距離を置きがちだけど、味方になってくれたときの心強さは大きかったです。
3、できる人ほど腰がひくい
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
この言葉ってかなり有名ですよね。
これは、実って成長し大きくなっていくほどその重みで頭を垂れるように、学問や人格が深まれば深まるほど、人は謙虚になるべきだということを表した言葉です。
「あんなに仕事ができるのに、丁寧な人だな」
と感じる人のことです。
仕事や人とのコミュニケーションが丁寧な人は、周りからも尊敬されますし、仕事の面でも評価されます。
下の立場や後輩に威張ってばかりいる人は、自分に自信がない気持ちの表れでもあります。
「自分のことを大きく見せたい」
「仕事ができる人だと思われたい」
そう思っている人の下で働くのは気持ちがしんどくなってきてしまいます。
なるべく自分のミスを目立たないように、他の人がミスをしても自分には関係ない、むしろ自分の評価が上がって行くんじゃないかと勘違いしているのです。
尊敬できる先輩は、上司にだけ報告すれば事足りる出来事でも、後輩たちに示しをつけるように全体の会議の場で報告し、自分の力不足だったと説明していました。
「仕事ができて腰がひくいというのはこういうことなのか、かっこいいな」と思いました。
ミスを人のせいにするのではなく、自分の責任として受け止めて糧にしていく。
そんな働き方をかっこいいと思いました。
芸能人や著名人、ベテランになるほど人当たりが柔らかくなっていくのを感じませんか?
逆に、人に強くあたったり、相手への配慮が欠けていたりする人をテレビで見る機会は減っている気がします。
まぁテレビで見ているだけなのでほんとのその人の人柄を完ぺきに理解することは不可能ですが。
まとめ
人の悩みのおよそ8割は人間関係の悩みだそうです。
職場でも学校でも、人間関係の悩みは尽きません。
相手との関係が良好でないことをその人のせいにしていては、いつまでも変わらないままです。
その関係を変えるためには、自分の考え方と行動を変えるのが一番簡単で確実なのです。
自分が変われば周りも変わる
これも人間関係を良好にしていく上で大事なことですね。
今回は『頭に来てもアホとは戦うな!』という本の紹介をしました!
自分の行動をいいのもの変えていきましょうね!
以上です。
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