はじめに
朝が苦手なのは、大人も子どももあまり変わりませんよね。
朝が得意な小学生はかなり少ないと思います。
朝起きるのが遅いと、もともと忙しい朝の時間がさらに大忙しになると思います。
朝はゆっくり用意したいけれど、バタバタとしたスタートになりがちです。
大人も子どももストレスフリーな朝を迎えるためには、早起きを習慣化することが必要です
いちど習慣化できてしまえば、朝、決まった時間に起きることが「あたりまえ」になって、子どもにとっても気分良く一日をスタートさせることができるはずです。
この記事には、朝が苦手な小学生を育てる親御さんに向けて、小学生でも実践しやすい早起きのための工夫を紹介していきます。
子どもが朝の時間にゆとりをもてるように、一緒に考えていきましょう。
早起きできない理由
そもそも、なぜ早起きが苦手になってしまうのでしょうか。
それは、今までの生活習慣が大きく影響しているかもしれません。
子どもにもよりますが、まずは、実際の子どもの生活習慣と早起きが苦手な原因を考えてみましょう。
⑴子どもの睡眠不足
これは、大人も子どもも同様ですが、睡眠時間が短いと朝起きるのが難しくなってきます。
あたりまえですよね。
夜更かしをしたり、夜遅くまでゲームをしていて、寝る時間が遅くなってしまうと、それに比例するように朝起きることがおっくうになっていきます。
夜更かしが習慣化しないように対策することが必要になってきます。
⑵体内リズムの乱れ
朝、太陽の光を浴びて体内のリズムがリセットされるといわれています。
確か、サーカディアンリズムとかなんとかだったような・・・。
とくに体内リズムが乱れがちなときが、休みの日の前日です。次の日が休みだからといって、いつもより遅くまで起きているということなく、いつも通りに寝ることが大切です。
⑶朝のモチベーションが低い
とくに、仕事の日の朝なんかは大人にとって「今日も仕事か・・・」と思うことが多いですよね。
子どもも『今日も学校か・・・』と思うわけです。
朝早く起きても自分にとってなにもメリットを感じていないと、継続して早起きすることが難しくなります。
この三つが早起きが苦手な原因だと考えています。
早起きのための10の工夫
1⃣寝る前の行動をルーティン化する
「寝る何分前には読書やストレッチをするなど、ゆったりした時間をすごせるような時間をつくるといいかもしれません。
他にも寝る1時間前にはスマホやテレビを控えて、目に入る情報を減らすことも有効です。
2⃣毎日おなじ時間に寝る
平日と休日の入眠時間を変えることなく、できるだけ同じ時間に固定して生活すると習慣化しやすくなります。
とくに夜更かしの時間を減らして、一定以上の睡眠時間を確保するようにしましょう。
3⃣早起きが楽しくなるような工夫をする
朝早く起きれたとしても、子どもにとってメリットを感じていないと、すぐにもとの生活習慣に戻ってしまいます。
朝起きて、好きなアニメを見る時間をつくったり、好きな遊びができる時間にしたり、子どもが早起きをしてよかったと思えるような工夫を提案してみましょう。
テレビなどを見る時間は大人が録画して準備するなどして確保しておきましょう。
4⃣起きたくなる目覚まし時計を選ぶ
起きるときに子どもが好きなキャラクターや音楽の目覚まし時計を使うと朝の気分が上がって、起きやすくなるかもしれません。
慣れてしまうとまた戻ってしまいそうな気もしますが、スマホの機能で、音や声を変更することもできますので、それで代用してもいいです。ただし、スマホの管理は大人がするようにしましょう。
他にも朝起きてパズルやミッション付きの目覚ましで楽しく起きるしかけをつくってもおもしろく起きることができそうです。
5⃣朝日をあびる
朝起きたときに部屋のカーテンを開ける習慣をつけるといいです。もしくは大人が朝の日が出てきたタイミングでカーテンを開けてあげましょう。
太陽の光を浴びると体内時計がリセットされて、目も覚めやすくなります。
空気を入れ替えるために窓をあけるのも有効です。
防犯上問題なければ、寝ているときはレースのカーテンにしておいて、日の出のタイミングで自然に朝日が入ってくる環境にすると、いちいちカーテンを開ける手間を省くことができます。
朝の時間に自動でカーテンが開いてくれるものも販売されているので、そちらもチェックしてみてください。
6⃣起きる時間にわくわくするイベントを設ける
朝に気分が上がるように、好きなものを朝食に用意してあげると、食欲も進みますし、自然と目が覚めてきます。
朝の時間に簡単なゲームをしたり、クイズをして盛り上がるのもおもしろいですよ。
7⃣睡眠環境を整える
部屋のレイアウトだけでなく、子どもの寝具にかんしても快適なものを使ってあげると、睡眠の質が上がって、朝起きやすくなります。
布団やまくらを合わせるのもいいですし、部屋の温度や湿度を調整して寝やすい環境をつくってあげると、目覚めがよくなりますよ。
8⃣小さなご褒美制度
ご褒美を考えることは少し大変ですが、3日間早起きできたら、好きなおかしを食べることができる、どこかにお出かけできる、など自分が「できた」ことに関してのご褒美を準備しておくのも有効です。
多用しすぎてしまったり、ご褒美があるのになんでできないの!とイライラしたりしないようにだけ注意して、子どもが頑張った過程にご褒美をあげるようにするといいかもしれません。
9⃣大人も一緒にする
子どもにだけ「早く起きなさい」と言っても、大人ができていないことを子どもができるわけがありません。
早く起きる見本を大人が見せることで、子どものやる気を引き出しましょう。
早く起きれた分、親子で一緒に遊ぶ時間にしてあげると楽しく続けることができそうですね。
🔟夜のすごしかたを改善
朝早く起きるには、夜の準備が欠かせません。
就寝前に激しい運動を控えたり、スマホやテレビを見ないようにしたり、その時間を翌日の準備の時間や読書の時間にするのもいいでしょう。
翌日の準備を済ませておけば、大人も子どもも安心して眠ることができそうですね。
まとめ
いかかでしたか。
朝早く起きるためには、夜に準備をしたり、朝の工夫をちょこっとすると効果があります。
早起きの習慣が身につくと、子どもだけでなく、大人も朝の時間がスムーズになり、快適な時間を過ごすことができるようになりそうですね。
大事なことは、工夫を楽しむことです。
工夫を考えることを楽しみながら、朝の時間をつくっていきましょう!
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