子どものゲームの依存を防ぐ！親子で学ぶ賢い向き合い方

「うちの子、ゲームばかりで心配です…」

そんな声を、保護者の方から何度も聞いてきました。スマホやタブレット、Switchなど、ゲームは今や子どもたちにとって“日常の一部”です。

しかしその一方で、「ゲーム依存」という言葉に不安を抱える親も少なくありません。

この記事では、ゲーム依存を過度に恐れるのではなく、子どもと賢く向き合いながら、ゲームと上手につきあう方法をお伝えします。

ゲームには、「レベルアップ」「報酬」「達成感」といった心理的な報酬が設計されています。これは、大人にとってのSNSの「いいね」に似ています。

また、現実よりも成功体験を得やすく、自分の努力が結果に直結する点も、子どもにとって魅力的です。

子どもが次のような様子を見せたら、注意が必要です。

これらは必ずしも「依存症」ではありませんが、ゲーム中心の生活になっているサインです。

「ゲーム禁止！」と言っても、反発されたり隠れてやったりするだけ。

大切なのは、子どもと一緒にルールを決めることです。

たとえば：

こうしたルールを話し合って決めることで、子どもも「守る責任」が生まれます。

「そんなに好きなんだね」「何が楽しいの？」と、子どもの気持ちをまず受け止めることが第一歩。理解されていると感じると、素直に話を聞いてくれます。

カレンダーやホワイトボードを使って、ゲーム時間や睡眠時間を“見える化”してみましょう。「今週は◯分多かったから週末はちょっと短めにしようか」など、納得感が生まれます。

家族での遊び、スポーツ、ものづくり、キャンプ…。「ゲームしか楽しいことがない」状態を脱すれば、自然と依存は減ります。

ゲームは悪者ではありません。

たとえば、子どもと一緒にYouTubeでeスポーツを観たり、ゲームの制作舞台裏を調べてみたり。学びの視点からゲームに触れることで、より深い関係性が築けます。

大切なのは、「ゲームをやめさせること」ではなく、「子どもと向き合い、信頼関係を築くこと」。

家庭内での声かけやルール作り、楽しみの提案など、小さなステップを積み重ねることで、**ゲームとも上手につきあえる“力”**が育っていきます。

子どもにとって、ゲームは時に「居場所」です。

その居場所を否定せず、共に寄り添う姿勢が、いちばんの予防策です。

以上でーす