自分がすべきことを明確にするため!「エッセンシャル思考」を紹介!!

あれもこれもやることが多すぎてどうしたらいいかわからない。」どうやって自分に最適なことを選べばいいのか悩むことってありますよね。

その悩みを助けてくれる一冊が、タイトルにもある「エッセンシャル思考/ダイヤモンド社」という本です。

この本の著者は、グレッグ・マキューンさん。シリコンバレーでコンサルティング会社のCEOをされている方です。

アップルやGoogle、フェイスブックといった有名企業にエッセンシャル思考やリーダーシップについてアドバイスをされています。2012年には世界経済フォーラムによって「ヤング・グローバル・リーダーズ」に選出されています。

ヤング・グローバル・リーダーズとは、世界中から100〜200人の優秀な人を集めて会議やプロジェクトの立ち上げなどを行っていく集まりみたいなものです。称号というよりは「コミュニティ」みたいな感じです。

そんなグレッグ・マキューンさんの著書「エッセンシャル思考」について、まとめてみました。一部だけをまとめていますので、気になった方は手に取って自分のバイブルにしてみてください。それくらい読み応えがあります。

エッセンシャル思考とは何か

まずエッセンシャル思考とは何かです。

結論、「本当に大事なことだけに集中して、他の全てを捨てる」という考え方のこと。大事なことにコミットするための思考法です。

なぜこの思考法が必要なのか。

人生においては、大事にされていることが山のようにあります。仕事に家族に健康にお金・・・。でも、全部を大事にするなんてことはできません

なぜなら圧倒的に時間が足りないからです。時間は有限。みんなが知っている当たり前のことですが、仕事や家族、日々の生活になると案外忘れてしまうものです。

  • 家族との予定があるけど、仕事も忙しくてどうしよう。
  • 今は仕事を優先したいけど、家族との時間も大事にしたい。

というように、何を優先して選ぶべきか悩んで動けなくなってしまうんですね。家族の誕生日でお祝いをしてあげたいから早く帰宅したい、でも仕事で早く帰ろうとしたら上司や同僚から「え、なんで早く帰るの!?」と釘を刺される。なんてこともあります。(僕がそうでした笑)

エッセンシャル思考では、「三つの柱」を掲げて解説されています。

柱①:選択

われわれを人間にするのは、選択する能力である。ーマデレイン・レングル(作家)

人生は選択の連続です。人間は1日の中でも約3000回ほど選択をして生きていると言われています。

エッセンシャル思考では、選択する権利は誰にも奪うことはできないと考えます。選択することを放棄するのは自分自身。その権利を手放さないことが大事ってことです。

仕事でも、家庭でも、何を選択するかは個人の判断によってなされるもの。他人に何を言われようと選択できる覚悟と勇気が必要なのです。

そのためには、自分の中で明確な優先順位が必要不可欠です。優先順位を明確にもっているからこそ、日々の選択で迷うことが少なくなり、自分のやりたいことに集中することができます。誰にも未来を予想することはできませんからね。

柱②:ノイズ

万物の大半はほとんど価値がなく、ほとんど成果を生まない。少数のものだけが非常に役に立ち、大きな影響力を持つ。 ーリチャード・コッチ(起業家、コンサルタント)

努力の量を増やすのではなく、努力の方向を変えるという考え方です。努力をすればするほど成果がある。それを否定しているわけではありません。

仕事で何時間も残業をしてやっと成果を出すことができたとしても、労働時間には限界が来ます。1日の中で人間は必ず睡眠を取らなければいけないし、休養もとても大事です。

100の時間を使って70の成果を出すよりも、70の時間で60の成果を出す方法はないかを考えるということです。

努力の量も大事ですが、努力の方向を変えることで道が開けるかもしれません。

柱③:トレードオフ

戦略には選択とトレードオフがつきものだ。独自性を意図的に選びとるのである。ーマイケル・ポーター(経営学者)

トレードオフとは「何かを得るためには、別のものを犠牲にしなければならない関係」のこと。大事な何かに時間を注ぐならば、他の何かの時間を削らなくてはいけない。

二つの物事を同時に最大化することはできません。どちらか一方を立てれば、必ず一方が傾きます。仕事に時間を多く使うことで収入アップや昇進のチャンスを得るかもしれません。しかし、家族との時間や心の余裕が徐々になくなっていくことが容易に想像できますよね。

どちらも大事なことなのは間違いないのですが、1日は24時間しかありませんから、複数の大事なことに時間を割くことはできないのです。

早く納品しようとすればミスが増え、正確にしようとすれば時間がかかる。スピードと正確さの両方を最大化することは至難の業というわけです。

日々の仕事でそこまで意識することはありませんが、両極にある大事なことを同時に行うことはできないと思ってください。

何を失うかを考えるのではなく、何に全力を注ぐべきなのかを考えることがエッセンシャル思考の考え方なのです。

まとめ

仕事や生活で何を優先するのかがとても大事です。何かを失うのではなく、何に全力を注ぐかをしっかり決めておくと判断に迷うことが少なくなります。

エッセンシャル思考を高めて、集中するべきことを決めていきましょう。

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