こんはんわ!るうです!
今回は、読んだ本の紹介をします!
『きみのお金はだれのため』
著者:田内 学
出版社:東洋経済新報社
出版年:2023年10月
「がっつりお金の勉強はしんどい…ほどよくお金の原理について興味がある」という人におすすめです。
【お金自体には価値がない】
大人にも、子どもにも『お金の仕組み』や『お金を使うというのはどういうことなのか・稼ぐとはどういうことなのか』を物語の中で詳しく教えてくれる本です。
『お金には価値がない』とはどういうことなのか。稼ぐのは誰のためなのかを深く考えさせてくれます。
物語になっているので、登場人物の心情や状況からもそれぞれの立場から学ぶことができます。
お金の価値を学ぶことで、将来に役立つ金銭感覚を育む一冊になることは間違いありません。
この本を手にとったきっかけは、「きみのお金はだれのため」という本のタイトルに惹かれました。
そのタイトルを見て、自分なりに「誰のためのお金なんだろう…」と改めて考えさせられました。
自分の考えとしては、自分のお金は…
自分のため・家族のため・好きな人、愛する人のためなど、たくさん思い浮かべることができました。
でも、そんな自分にでも導き出せることをわざわざほんのタイトルにしていることに少し疑問を抱きつつ、本を手に取りました。
本の読み始めは物語になっているので「物語か~、まぁ勉強にはならないかな…」と思って読み進めていきました。
この本の中の言葉で、『お金自体に価値はない」とでてきますが、確かに千円札や五千円を見てみると、ただの紙切れです。それ単体ではあるなしの判断つけることができないのです。
では反対に「お金を払う」とはどういうことなのか。
本の中でも説明されていますが、読んでいて「なるほど…」と思うことが多々ありました。
一部分を紹介すると、「お金を払う」ということは、お金を払ったことを相手にパスしているだけにすぎないと書かれています。
「そんなこと当たり前だろう」と思われるかもしれません。
でも、それが社会の、お金の仕組みなのだと気づきました。
例えば、お寿司屋さんにご飯を食べに行ってお金を払うのは『お寿司をつくる」という行為をお寿司屋さんにパス「お願い」しているのです。
だからこそ、お金を払ったほうが「偉い」とか「すごい」という考えにはならないのです。
この本は、子どもが直接読むには難しい内容になっているのかもしれません。
だからこそ、読んで得た知識をお子さんに伝えたり、お子さんのお金に関する疑問に答えたり、幅広くお金の仕組みについて学ぶことができます。
ぜひ一度、手にっとって読んでみてください。
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